中国語の学習分野-書く能力を伸ばす過程

中国語学習における4つの分野の中で最後に挙げたのが「書く」能力です。なぜ最後に挙げたかというと中国人が中国語を学ぶ順序の最後に来るからです。

子どもは生まれた時に親からの愛情を一心に受けて「聞き」、「パパ・ママ」と言った簡単な言葉を使い始めます。その後子どもは絵本などを与られて「読む」ことを覚えます。学校に上がると簡単な文章を「書く」ことを習ってゆくのです。

「聞く・話す」と比較して「読む・書く」という作業は明らかに学習が関係しています。発展途上国で十分に教育を受ける機会のなかった人々が母語を話せても読み書きができないのはその理由によります。そして、「読む」より「書く」方が高度な作業といえるでしょう。

書く能力を伸ばす過程を考える

最初から文章を書くことは難しいでしょう。中国語入門テキストを見ると、初歩的な訓練として穴埋め問題や語順の入れ替え問題などがあります。まずそのレベルから始めて中国語の語順や部分的に書くことを覚えてゆきます。

文法の学習と同時並行になりますが、単語を練習してとにかく語彙を覚えてゆきます。単語を覚えていなければ文章を書くことはできないからです。徐々に文章を書く練習をしてゆくのですが、初めは”我爱你”のように短文を繰り返し書くことで「書く」ことに馴染んでゆきます。

そこから更に目的語を加えたり、代名詞を入れかれえたり疑問形にしたりして様々な文章を書いてゆきます。

文章を書くレベルは学習者がどれだけ文法と単語を知っているかにかかっています。ここまでで気が付かれた方もいるかも知れませんが、「話す-書く」能力は関連しているのです。

何かを話すためには正確な語順や文法を知らなくてはなりません。その上で「音」を「文字」に替えさえできれば自由に文章を書くことができるのです。ですから音を文字に変換するための語彙力が物をいうことになります。

欧米人の中国語学習者にとって「書く」作業は至難の業です。それ故に自分は会話ができるので書くことはさほど必要ではないと言っている生徒もいたほどです。

確かにそれも一理あるかもしれません。実際に紙にペンで中国語を書く機会は少なくなっています。文章を作るにも連絡をするにはパソコンのワープロソフトを用いて文章を作成するからです。パソコンを介して文章を打つ際に正確なピンインを打てさえすれば、それっぽい漢字に変換して何となく文章を作れてしますのです。

またある人にとっては中国語を書くことが必須のスキルでない人もいます。会話をすることや一般的に文字を読めさえすれば良い人に書く能力は必要ではないかもしれません。

しかし全体をバランスよくスキルアップしたければ必須の能力なので前向きに捉えていただければと思います。

話を戻しますが、どれだけ高度な文章を作成できるかどうかはどの程度文法と中国語の語彙に通じているかによります。これらが多ければ多いほど表現豊かな文章を作成することができるでしょう。

個人的には他の3つの能力とも同じく中級程度まで上がれれば、大抵の方にとっては満足のゆくレベルに達したのだと思います。書く能力も極めたい特別の理由があるか、仕事として使う必要があれば継続して向上させていかなくてはなりません。

ここからは中国語の文法や語彙に更に通じることや、専門的な文章を読むことで能力を伸ばすことができます。書く能力に秀でているのであれば翻訳なども仕事として行えるかもしれません。

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